探検隊長が行く!
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桂垣の裏側
2013.08.02
昨日 職業訓練生の研修と剪定実習がありました。朝からあいにくの雨で、午前中は桂離宮の職員さんによる、庭と建物の案内があり、久しぶりに、入った桂離宮ですが、今回も感動しました。
園内の樹木の説明 離宮式の剪定の仕方 庭石の説明等 訓練生も 熱心に聞いてました。
御幸門の柱は皮付き丸太のアベマキでした。
午後から 雨がやみ 訓練生による生垣の剪定をしました。剪定は エンジン式のヘッジトリマーは使わず全部両手鋏による剪定です。葉や枝の切り口にも、こだわりがあります。
今回初めて見せていただいた。桂垣の裏側です。一般の方は 見られないところです。
どの竹にも マーキングがしてあります。古い竹は 間引かれています。
竹が曲げられて 表に向かって倒れています。
この竹の生の枝を利用して、桂垣が出来ています。下地は建仁寺垣です。
東側の桂垣の表です。
この垣を作るための専用の道具を見せていただきました。
長い柄の鎌では、ありません。
竹の先に曲がった鉄筋をくくりつけて、垣を作り替える時に竹の先を引っ張る道具で、竹に疵を付けないため、荒縄が巻いてあります。
★この垣のために10年に一度使う道具と言うことでした。
つづく シリーズ 桂離宮