探検隊長が行く!
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お地蔵さんと無縁仏さん
2012.01.28
朝から 仏師の松本明慶さんの自宅に行きました。普通アポ無しでは会えないほどの先生ですが、いつも快く家にあげて、いただいてます。今度石造の仏さんを静岡の寺院に設置する打合せです。先生とはもう30年も公私ともに、お世話になってて、二人で思いつきで色んな所へ行って、何度も行方不明状態になって、お弟子さんや奥さんを困らせた事もありました。文化財の消防訓練があったのですが、話し込んでしまい、遅刻してしまいました。 ごめんなさい。その後 最福寺跡、延朗堂で2月11日と12日にある、延朗上人の法要の打合せに行きました。
突然ですが、ずっと気になってる事があります。今度大規模な伐採工事をさせていただく、広大な現場の片隅に、お地蔵さんと、無縁仏さんがあって、工事関係者の方みんな知ってて、その場所も造成予定なんです。
近くには 世界文化遺産に登録されてる寺院もあり、多くの乱や戦があったの土地柄です。子供の頃から この辺が遊び場でした。、すぐ後ろは唐櫃越(からとごえ)と言う、丹波からから京へ入る間道で沓掛の関所を通らなくてよい、ただ一つの道でした。明智光秀の何千もの軍勢も本能寺に向かった間道です。今は歴史の好きな、ハイカーしか通らないような細い峰の、木々の茂る鬱蒼とした、山道ですが、その唐櫃越えにも、悲しい歴史があり 数え切れないほどの、地蔵さんや無縁さんが、道の両側にあるの子供の頃から知ってました。この場所に地蔵さんや無縁さん、あるのも不思議ではないほどの近い場所です。寶匡印塔(ほうきょういんとう)の古い笠の一部もあり、高僧の墓石だと思います。
何故この場所にあるのかは、今は誰にも分かりませんが、おそらく何百年も前の朽ちた、仏さん達です。私の菩提寺の西光寺の川本住職にお願いして、工事関係者の方々と、工事の安全祈願と、仏さんたちを供養することになりました。今は一部しか残ってませんが、最福寺跡の庭園に移し替えさせていただきます。実は、この場所も800年ほど前は最福寺の境内で、あったので、仏さんも喜ばれると信じてます。
南無阿弥陀仏
★昔、京都市の地下鉄工事があった時、烏丸通り土の中から無数のお地蔵さんや、無縁さんの墓石が出できて、工事関係者も処分に困り、化野念仏寺にお願いして、安置された話、聞いた事ありました。
★★今日は朝から 仏さんと一緒に行動しました。
★★★ここ2.3日工事写真の整理と工事書類作成が、忙しくてブログさぼってました。こんな真面目なブロクも書けますので。