メインビジュアル画像

探検隊長が行く!

BLOG

悦びと 思い出と 井戸水満タンと 地上の星

2012.01.15

19年前に 園部の山林を買って、植木畑と庭石、置き場にしたんですが、元々山林で、湧き水もなく、水道なんて、当然ありません。水道を引く、お金もなくて、ひょっとして、井戸を掘ったら、水が出るかもって、思って挑戦してみました。地名は清水谷なので。元々そこに、生えてた杉の根を掘り取るのに、ユンボでの作業でした。その時 お世話になってた仲さんの所有するユンボが、住友のS400(自重40T)バケット容量1.2m3の化け物でした。トレーラー回送して、造成に3ケ月ほど 費やしました。

とりあえず、フルパーワーで一日作業すると、200リッターほどの、軽油が、垂れ流し状態、他に6tのユンボも使ってましたので、毎日毎日 スタンドからローリーが来てました。燃料費高いけど、スコップでしてたら、100年は かかると思います。                              

その土地の一番低い場所に、とりあえず井戸の位置に決定して、試し堀を始めました。その化け物のような、ユンボでしたが、ブームいっぱいに下げても、せいぜい5mほどしか、掘れないので、二段堀して、7mほど掘り下げた時、粘土層があり その上からほんの少しですが、チョロチョロ水が、流れてきました。その後も水を求めて、最終10mほど掘りました。大量の土砂を出したのですが、少しの水だけで、その日は、諦めて、帰りました。

ところがも翌日の朝、巨大な穴の中に、水が溜まってて、底に溜まってた、泥水をすくい上げたら、粘土の上から、水道管が破裂したような、勢いで、水が出てきました。でも泥だらけの水なので、水中ポンプで 水を汲み上げたら、濁りもとれて、清水の状態になりました。

ラッキー。その後が大変で、建材屋さんから、大型ダンプで砕石を5台ほど、買って底に2mほど入れて、真っ暗な穴の中での作業で、落盤しそうで、死にそうになるくらい、怖かったけど、水が欲しくて、ビビリながら、直径120㎝のヒューム管(長さ240㎝)を3本入れて、その回りも、砕石で埋め戻ししました。

その後2.3日は、水の汲み出ししてたら、一番したのヒューム管と2番目の繋ぎ目から、滝のように、水がわき出るの歓喜の涙流しながら、一日、見つめてました。その時も【中島みゆき】が好きで、もし【地上の星】知ってたら、きっと大声で唄ってたと思います。

元々 山林なので、高低差が30mほど、あるので、モーターで、井戸水をこみ上げてから、加圧器で圧力あげてます。水道で灌水したら、夏場なら、月の水道代 何十万かも。

その後制御板で、水の管理しています。40mの高さまで 配水できます。お金なくて、水道工事も素人ですが、全部自分でしました。全長400mほどで、散水栓も30箇所ほど、つけてスブリングクラーも全部一人でしました。材料費だけで、済みました。

ただの、小屋ですが、悦びと、思い出と、井戸水が満タンに詰まってします。綺麗な水なので、毎日飲んでます。

真夏に全部の植木に灌水するのに、丸2日はかかりますが、枯れた事もなく、粘土さん、元気にその辺の水を集めてくれてます。でも、最近少し水位が下がったのが、心配です。

★水の神さんと 山の神さんに 感謝してます。

造園・庭石に関する
ご相談・お問い合わせは
お気軽に
お電話・メールください

展示場をご覧になりたい方は
事前に必ずご予約ください

arrow