探検隊長が行く!
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霰零し
2013.08.03
一昨日の雨上がりの桂離宮の写真です。
この園路に膨大な量の小石が敷き詰められています。霰零し(あられこぼし)と言います。
とても素敵な名前です。
前には桂川がありますが、この石は加茂川から運ばれたそうです。
どの石も天端が平らです。これだけの石集めるのと、据え付けにどれだけの手間がかかったのか 今度ゆっくり計算してみます。
セメントのない時代に施工されて、下地はなんと赤土だけだそうです。何百年経っても石は動いていません。石の間に地苔が生えています。
先日から 施工させていただいてる、現場です。
面積は わずかですが、現場にある石で施工するように、言われていますが、とても足りません。
昨日は 砂利屋さんに行って、小石探ししましたが、なかなか使える石は見つかりませんでした。
結局2時間で 砂利屋さんに山積みされてる石のなかから、これだけしか見つけられませんでした。桂離宮に使われている小石は その当時は砂利屋さんも建材屋さんもないので、川の中から出されたものです。
大量にある石ですが、使えそうな石は100個に1個もありません。
なんとか ここまで出来ました。しばらく続きます。
★あらためて、桂離宮のすばらしさを感じました。
★★つづく シリーズ桂離宮。