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探検隊長が行く!

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古材の味

2020.01.04

下の石は、京都の市電の軌道に使われていた 通称〔電板です〕。

この板石の上に 車が走っていたため 暑さ約10cmほどの石の下も平らに加工されています。一般的なサイズは400×600 400×400 今 ホームセンターで売られている。新材の中国やベトナム産の板石600×300より一回り大きなサイズで2倍ほどの厚さがります。

当然 古材のため欠けや割れがあり 寸法も微妙に違います。去年は200枚ほどお買い上げいただきました。電板に使われていた板石 たまに町屋さんから出てきます。その板石を少しずつ集めています。溜まってもすぐに売れてしまいますが 今は少し在庫があります。

上の板石は京都の町屋さんに使われていた、板石で去年に出荷した大判の板石です。電板と違い下は平らではありません。

使われていた場所と石の産地により 錆び方と擦れ方が違います。町屋の板石のサイズは 大きなサイズは1200×900

小さなサイズは300×400 電板のような規格のサイズではなく それぞれの庭に合わせて加工されているため同じサイズはせいぜい20枚ほどが最大数量です。

概ねのサイズ別に 積み上げています。

古材の葛石も 同じですが、長尺物〔6尺以上〕は、中々出ません。細長い石のため運び出すときに割れてしまいます。

4寸の細い石は ほとんどありません。5寸から7寸がほとんどで それ以上の石は蔵の根石に使われています。

 

去年の暮に珍しく 大判の板石が入荷しました。

古材の板石と葛石で 施工した延段です。ホゾ穴のある葛石わざと アクセントにしています。個人的好みですが

違う石質と色目の違う方が味があると思います。

上の写真は、在庫したいた 欠けた板石を乱張りにした延段です。施工するのに とても手間がかかりました。

欠けの少ない石で施工した 方形張りです。

ノミ切りされた古材とビシャン仕上げした 古材の板石 加工は違いますが、古材のため違和感がないと思います。

目地は 深目地にして陰が出来るようにしています。

下の柱の下はノミ切り仕上げされた古材板石の板石で L字型に加工された石はビシャに仕上げされた古材の板石です。

★電板 12月末現在 約400枚 大きな割れのある乱張り用の電板は300枚ほど

★★町屋の板石 約200㎡ほど在庫しています。

★★★過去 8トン車に3台出荷したこともあります。たまに色目を合わしたいとか同寸を数十枚という業者の方もおられますが、同寸はそんなにありません。また色目も積み重ねてある石から選び出す手間が大変なので、お断りしています。

★★★★まだ 未定ですが、某現場で数百枚の古材の板石買取依頼があります。ただ搬出するのと目地のセメントを落とすのにどれほど手間がかかるか、わかりません。

まだ 正月休みですがゴソゴソしています。

 

 

 

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