探検隊長が行く!
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最福寺延朗堂
2012.06.26
紫陽花のブログで紹介した、最福寺延朗堂の立替工事がもうすぐ始まります。
7年ほど前に庭を作らせていただきましたが、解体が始まる前に、昨日から庭石と植木の一部の移動をはじめました。
かつては広大な境内でしたが、最福寺は平治、元弘、元亀、応仁の兵火により七堂伽藍も四十九院の楼閣も焼失して再建ならずして、現在に至り、今は古い御堂と延朗上人座像(鎌倉時代の寄せ木造り 文化財指定)と座禅石(松尾明神が上人の法華経を聴くため、幾度となく座された石)が残るのみです。
延朗上人の座像です。圧倒的な存在感があります。毎月12日しか見る事が出来ませんが、この日は特別に見せていただきました。
800年以上前の座禅石が残っています。この石 私の家の庭にお預かりしていた石です。
享保12年11月に霊元天皇が上人の遺徳を偲び、最福寺行幸がありました。
7年前に延朗上人の800年大遠忌があり、17尺のさしのべ観音像と7尺の宝匡印塔を据え付けさせていただきました。
★来年の2月完成予定です。約半年かけての工事で庭園も改修させていただきます。南無阿弥陀仏
★★今度清水坂で施工予定の材料を探しに、いつもお世話になってる、北山さんに行ってきました。今日は設計事務所の方が古材の板石と鞍馬石を見に来られます。月末なので大安売りや。